いじめ

少し前、テレビドラマの主人公が語った言葉が反響を呼びました。

それは「ミステリと言う勿れ」で(菅田将暉 主演)、

以下ヤフーニュースから抜粋します。

 

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続けて「欧米の一部では、いじめてる方を病んでると判断するそうです。

いじめてなきゃやってられないほど病んでる、だから隔離して、カウンセリングを受けさせて、癒すべきだ、と考える。」

と説明し次のように語る。

「でも日本は逆です。いじめられてる子に逃げ場を作ってなんとかしようとする。でも逃げると学校にも行けなくなって損ばかりすることになる。

DVもそうだけど、どうして被害者の方に逃げさせるんだろう。病んでたり、迷惑だったり、恥ずかしくて問題があるのは加害者の方なのに。」  

さらに「(被害にあったとき)先生や親に『アイツにいじめられたよ』

『アイツ病んでるかもしれないからカウンセリング受けさせてやってよ』って、皆が簡単に言えるようになればいいと思う。」と続けた久能の言葉に、男性は涙を流すのだった。

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イジメがあると、必ずと言っていいほど、

「いじめられる方に原因がある。」

という発言がでてきます。

でも、イジメている方が100%悪い、と私も思います。

 

イジメは、大人の世界にもあり、深刻です。

先日、ベトナム人技能実習生が2年間にわたり日本人従業員から繰り返し

暴行を受け、あばら骨を折るなど、重傷を負っていたことがニュースに

流れていました。

ベトナム人男性は、国に妻と5歳の娘を残し来日しました。

男性は「日本に来る前は、日本人は優しく、安全で働きやすい国だと

思っていた。」と語っています。

 

私は、日本は「外面(そとずら)」は良くても、

内実は「弱い者いじめ」が平然と行われている、と感じています。

暴行はないにしても、弱い者を(露骨に or 陰湿に)いじめている人には、

イジメられる側の声が全く理解できません。

 

(おまえ、何言ってんの? だって、ダメなんだろう?)