来年2月には冬季オリンピックが北京で開かれます。
今年の夏は、東京オリンピック開かれました。
東京オリンピックでは、柔道も卓球も熱くなるものがありましたが、
私は、東京オリンピックで、ある新競技に注目しました。
それは、スケートボードです。
男子も女子も日本人が大活躍しましたが、私が感銘を覚えたのは、
スケートボードに参加した選手たちです。
私の世代は「巨人の星」の世代で、ライバルとの戦いは、眼に炎が燃えさかり、
根性で勝ち抜く、というスポ根アニメ・ドラマが全盛でした。
しかし、スケートボードに参加した選手たちは、スポ根ドラマと随分と距離を
感じました。
もちろん、努力は並大抵ではなかったはずです。何回も何回も失敗し
挑戦したはずです。
毎日毎日練習したはずです。時間が許せば1日中練習したはずです。
はたからは「好きで、楽しんでやっているから」なんて簡単に言うかも
しれませんが、
それはやはり、涙を流しながら、唇をかみながら、血を流しながら
つらい練習だったと思います。でも彼らにギラギラした感じはなく、
サラサラとした感じがしました。
それは、彼ら彼女らの心の在り方が影響しているかもしれません。
女子パークではランキング1位の選手(岡本碧優)が失敗したとき、周りの選手は、
慰めにすぐに彼女の周りに集まり、抱え上げました。
優勝した選手(四十住さくら)は、3位の選手(スカイブラウン)が近くにいたため
彼女のケアに回りました。
男子ストリートで優勝した選手(堀米雄斗)に対し、アメリカのスーパースターの
ナイジャヒューストン(7位)は、すぐに近より、(よくがんばった)と
ハグをしながら堀米を称えました。
ちょっと、すごい光景です。巨人の星の世代の多くの人は、あの光景にある意味、
圧倒されたのではないでしょうか
お互いが、お互いに認め合う、お互いに成功を願う、お互いに称え合う・・・
心から・・・
私は、これからの世界は「大丈夫」と思ったりします。
若い世代は、私たちの考えの外に、上にあるような気がします。
今まで傷ついていた多くの人権は、守られるようになるかもしれません。
戦争(殺し合い)は、なくなるかもしれません。
若い世代に祝福を!!